佐世保/させぼ
20150401リリース
【 矢印のあたりが佐世保 】©グーグル
■ 1986年1月 # ジャパネットたかた創業
そのテレビ通販の会社の本社は佐世保にあります。
日経新聞で紹介される場合
通販大手のジャパネットたかた(長崎県佐世保市 高田旭人社長)
番組は妙に甲高く、独特なイントネーションを持つ男性の軽快なトークで展開されます。
同社の市場であるテレビ通販業界でのポジションは、3位あるいは4位というところです。創業時は通販会社ではなく町のカメラ屋でした。
■ 松浦鉄道 ①/6
「上には上」があるように西にもさらに西があります。JR佐世保駅は全JR内では最西端の駅ですが、国内全鉄道となるとまだ西端となる駅がありました。
その駅は松浦鉄道が運行する国内本土最西端の駅:たびら平戸口駅であり、希望者には訪問証明書(有料)が発行されます。
【 松浦鉄道の車両 】
最西端駅あらそい
あらそいのエリア | 駅名 | 鉄道会社 |
JR内 | 佐世保駅 | JR九州 |
国内全鉄道 | たびら平戸口駅 | 松浦鉄道 |
松浦鉄道の本社は佐世保にあり、同社は沿線自治体、沿線企業が出資する第3セクター方式の会社です。
代表取締役社長は民間人であるものの、名誉会長を含め取締役には沿線自治体の首長が就いています。
同社の営業キロは佐世保からとなりの佐賀県の伊万里、有田までの93.8キロです。
3セク鉄道への移行により土地や施設はJR九州より無償譲渡され、佐世保、伊万里、有田のJR九州と共同使用する各駅はJR九州より無償貸し付けという形でスタートしました。
【 路線図 ©松浦鉄道 】
スタート当初は黒字でした。国鉄の赤字路線を引き継いで黒字だったため、3セクの優等生といわれていましたが、それも2000年度までです。翌年度からは赤字となります。沿線人口の減少がその大きな理由です。
沿線市町村の人口少なさ
レベル過疎地域(2014年1月1日現在)
長期にわたって大きな事故もなく、真面目に営業していてもお客は減るため優等生も赤字の落第生となりました。
■ 佐世保のアート ①/3
銀行の本店も時代が変わればアートギャラリーです。佐世保に本店を置く銀行として、九州銀行と親和銀行がありました。
親和銀行は地元の国立銀行として設立され、佐世保銀行という銀行名の時代もありました。
銀行の格:ともに地方銀行
2003年4月に両銀行は経営統合し、九州親和ホールディングスとなります。経営統合によって消滅したのは九州銀行ですが、その本店は取り壊されずに存続会社の親和銀行のアートギャラリーとして現存しています。
銀行の本店だけあって重々しくあります。金庫室にはロシアアイコンが展示され、梅原龍三郎、藤田嗣治など日本の画家を代表する作品が展示されています。
彼らは地元出身の作家ではなく、多少当地とご縁があっただけのようです。購入したものか担保の"カタ”としてとったものかわかりませんが、そのどちらかでしょう(*1)。
佐世保には教科書掲載クラスの地元出身のアーティストがみられません。地元美術館に地元出身のアーティストの作品はなく、博物館はあるものの絵画系の市立美術館もありません。
あった。 三川内美術館(ただし陶磁器中心)
【 三川内美術館(伝統産業会館内) 】
九州銀行を経営統合した親和銀行も、2007年10月 に福岡市に本店を置くふくおかフィナンシャルグループと経営統合します。
*1 同銀行に問い合わせるも回答えられず
読者コメント